国宝を観る

国の宝を観賞していくサイト

国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

建物

拝殿 桜井神社

初乗り運賃が高いことで知られていた泉北高速鉄道。南海電鉄傘下に入っても、なお運賃は高いものの、大阪市内へのアクセスが便利なおかげでベットタウンとして人気があることを背景に乗降客数はそこそこある。 泉が丘駅はベットタウンとして開発が進んだおか…

御影堂 知恩院

令和2年の春は国宝建築の修繕後の落成記念が2件あるはずだった。ひとつは薬師寺東塔。そして、ようやく真新しい建物が観れた知恩院御影堂。ともに大々的な落成法要が営まれるはずであったが、コロナのため見学は中止。華麗なる再オープンとはいかなかったが…

阿弥陀堂 法界寺

法界寺の国宝は木造阿弥陀如来坐像とそれを安置している阿弥陀堂である。 定朝様式の立派な阿弥陀様は堂内でもさみしくないように、いろいろなところに彩色絵が描かれていた。800年前に建てられたものなので、かなり色あせてきているが、それでも色味などは…

本殿 住吉大社

住吉大社の国宝・本殿4棟は奇抜な配列である。4棟ある建物を配置する時、普通に考えると四角の角にそれぞれ配置する2×2形式か、直列に4つ並べるシンメトリー配列を想像してしまう。しかし、住吉大社のそれは違う。東西に直線状に3つを配置し、西の端の建…

【大和文華館】寝覚物語絵巻

近畿・東海地方以外の人は球団経営として名前を知っている人が多いであろう近鉄。球団経営から身を引いて早16年が経った。中学生以下は近鉄いてまえ打線は過去の映像としてのみ知る時代となった。 さて、近鉄は近畿日本鉄道の略称で、近畿の冠がついてはいる…

金堂 仁和寺

国宝の旅で仁和寺を訪れて金堂を見逃すわけにはいかない。 仁和寺を訪れてる機会は金堂の特別公開の時期と重なることが多く、結構人が多いためシャッターチャンスがなかった。今回はコロナの影響もあって人がほとんどおらず、綺麗に金堂を写すことができた。…

石山寺 本堂

駅から石山寺までの道中、新緑の季節も終盤となり琵琶湖を眺めながら綺麗に咲いたあじさいを愛でながら門前まで楽しく歩いた。梅雨の中休み、石山寺では特別な御開帳があった。 33年に1度、もしくは天皇即位の翌年に、天皇からの勅使が扉を開封した時のみ…

厳島神社

広島県の宮島といえば大鳥居が海に浮かんでいる風景が一番最初に思い浮かんでくる。ところが、令和の大改修に入ったため、大鳥居は全体を覆って工事されている。最近、覆っている布をシースルーにしたとニュースになったが、薄っすらと全景が分かるぐらいで…

豊楽寺 薬師堂

三密は仏教用語で密教の三業の総称で、手に印を結ぶ身密、口に真言を唱える口密、心に本尊を観念する意密からなる。護摩を焚いて疫病退散を願うのならば三密をもって祈念しなければならない。一方で、現代の三密はというと、密室、密集、密接を避けること。…

妻沼聖天山 本殿

感染力が強い新型ウイルスの流行により、多くの美術館や博物館が休館せざるを得なくなった。国宝ハンター格言では、観る機会があれば一目散に観るさもなくば後悔するが、ドンピシャとなったかっこうだ。他には個人所有は一期一会もある。(格言は私見です。)…

大徳寺 方丈 唐門

京の冬の旅に続いて、春の京都非公開文化財特別公開でも公開されている大徳寺。冬の旅は600円で、非公開文化財は1000円となるので冬に行ったおきたい。 大徳寺といえば10月第2日曜日の曝涼展が一番おすすめだが、その時は法堂の公開はない。なので、全体を見…

姫路城

日本の城で安土桃山時代から江戸時代初期にかけて建てられ、現在まで残っているものが12個ある。地震や戦争、火事、落雷など様々な外的要因の崩壊から逃れた歴史的建物である。そのすべてが国宝または重要文化財に指定されている。 さて、国宝なのは5つで…

落慶 薬師寺東塔 知恩院御影堂

2020年春に京都と奈良で国宝建築の落慶が行われる。 ひとつは薬師寺東塔でハルカス美術館で記念展(2/28-4/19)が開催される。 https://www.aham.jp/exhibition/future/yakushiji/ もう一つは知恩院。こちらは京博の企画展として知恩院の名宝展(2/18-3/22)…

八角堂 栄山寺

平安時代に国内を牛耳った藤原家。その南家の菩提寺が栄山寺だ。藤原南家自体は奈良時代の恵美押勝の乱により失脚してしまった。藤原家全盛の時代だったことから栄山寺自体は鎌倉時代まで栄えた。しかし、藤原家の没落とともに寺勢はなくなり、一時は無住の…

慈眼院 多宝塔

関西国際空港に近い日根野駅から歩いても行ける日根神社。犬鳴山へ向かうバスに乗るとすぐに着く神社だ。神社自体は何の変哲もないどこにでもありそうな村を守る神社で、正月なので地域の人が初詣出客にお接待している。入口には一軒だけ露店が出ていたが、…

極楽坊五重小塔 元興寺

国宝建築物で五重小塔は2件ある。小塔は本物を小さくした模型のようなもので、解体すると持ち運びも可能な大きさ。ともに奈良県にあるのだが、ひとつは海龍王寺にあり、もうひとつが元興寺にある。 本体の塔自体が落雷や突風、地震などの自然災害に弱く、戦…

元興寺極楽坊本堂

近鉄奈良駅から商店街を向けると奈良町に入る。繁華街からは離れた住宅地で、少し古びた街並みの中には飲食店もところどことあり、観光客もよく歩いている。 街中にはなるのだが、昔はこの場所すべてが元興寺の境内だったというぐらい名門寺院には国宝が4つ…

富岡製糸場

明治以降の製造物で国宝指定2例目(第1号は迎賓館赤坂離宮)となった富岡製糸場。近代日本の礎を築くため、外国へ輸出するキラーコンテンツと白羽の矢が当たった生糸を大量生産するために作られた施設である。 明治政府は維新の御旗のひとつである開国をな…

鑁阿寺 本堂

国宝の鑁阿寺本堂は足利学校にほど近い場所にある。足利氏の氏寺で、もともとは館があった場所である。寺の周りは土塁と堀がそのままで、武士の館であった面影が残っている。幕府が開かれた鎌倉が観光地になっているのに比べて、足利は尊氏以降、上洛して政…

正福寺地蔵堂

東京都文化財ウィークは11月3日の文化の日を中心に各所で特別公開を行っている。普段は見ること、入ることができない文化財や施設を期間を決めて一度に公開している。関西でも関西文化の日を制定して大々的に行っているが、東京は都独自で行っている。 そ…

舎利殿 円覚寺

神奈川県内唯一の国宝建築。舎利殿は文化の日(11月3日)前後と正月三が日に一般公開している。普段は修行の場所のようで非公開。見学した時も修行僧が出入りしていた。禅宗様式の建物で、花頭窓や屋根の組み方など特徴がよくわかる。 公開は建物までで中…

光浄院客殿 三井寺

勧学院の特別公開見学の後、光浄院客殿の工事現場見学へ行く。屋根の葺き替え工事中でこのタイミングでないと屋根を間近で見ることはできない。 勧学院同様こちらも客殿ということでホテルになる。寝殿造と書院造の特長を併せ持つハイブリッドホテル。それぞ…

勧学院客殿 三井寺

三井寺にある勧学院はここ数年屋根の葺き替え工事中だった。平成の終わり頃から始まった工事も令和に入り無事完了。それを記念して特別公開された。 とはいっても、屋根をじっくり見ることが出来る訳ではなく、あくまでも屋内の見学のみ。そして、客間の豪華…

羽黒山五重塔

国宝の五重塔は9基指定を受けているが、羽黒山の五重塔以外は西日本にある。東日本唯一の五重塔で、国宝の塔としても最北にある。 修験道の地である出羽三山に鎮座する塔は冬の雪深い中で長年耐え忍んだ力強い塔である。昨年が明治維新以来の内部公開あり、…

大崎八幡宮

伊達政宗が寄進して建てた八幡さま。大崎氏の居城跡地に建設したことから大崎八幡宮と呼ばれるようになった。仙台城跡から見ると北に位置していて、平泉や山形方面からの進軍を見張る絶好の位置にある。北の守りの要として役割を果たす。 国宝の社殿は安土桃…

瑞巌寺 本堂と庫裏及び廊下

2018年まで約10年の歳月をかけて大修理が行われていた宮城県・松島にある瑞巌寺。落慶から1年が経ってようやく訪れることが出来た。 大修理が始まったころに、一度だけ松島を訪れたことがある。その時に、修理を終えたら必ず見に行こうと、工事中のお堂は…

秋篠寺

大和西大寺駅を北へ十数分。県営の寂れた競輪場の近くにあるのが秋篠寺。建物のみが国宝の指定を受けている。 国宝の本堂は奈良時代に創建されたものが火災で焼失したため、鎌倉時代に再建されたものが国宝となっている。堂内には薬師如来を中心に一列に像が…

輪王寺 大猷院霊廟本殿・相の間・拝殿

日光東照宮を見学するとそれで終わってしまうことがよくある。東照宮はメモリアルホールで本体は奥にある輪王寺である。「日光見ずして結構いうな」は東照宮だけでなく、輪王寺まで見て初めて結構と言える。 輪王寺は家光の霊廟。おじいちゃん大好きの家光が…

日光東照宮

国宝建築物で西の聖地が法隆寺なら東の聖地は日光である。徳川家康を祀るため、おじいちゃん大好きの家光が総力を挙げて作り上げた芸術の城である。 東照宮は家康を祀る建物で、 ・東照宮本殿・石の間・拝殿・東照宮正面唐門・背面唐門・東照宮東西透塀・東…

西本願寺 書院

西本願寺の国宝、書院は非公開で周りを塀で囲まれているため、なかなか観ることができない。 そんな特別な国宝を毎月16日に行われるshinran’s dayに参加すると観ることが出来る。虎龍殿で受付を済ませ、少し時間があったので境内を散策。そこで驚くべき光景…

国宝は2017年10月3日~11月26日が会期で無事終了した。 この展示会に出ていない800件以上の品々も見ていきたい。