国宝を観る

国の宝を観賞していくサイト

国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

建物

金堂 仁和寺

寺社には年に1度同じ日にちに必ずお堂が開かれるスペシャルデイが存在することがある。開祖のための記念日や、お祀りする仏神の記念日などだ。東大寺だとお堂の数が多いため2か月1回ぐらいペースでどこかのお堂が開いている。 仁和寺では毎年5月28日が…

本堂 長谷寺

室生寺に行ったのならば、長谷寺に寄らない訳にはいかない。近鉄で2駅と近い。33観音霊場巡りの際に行ったことがあるが、近鉄の長谷寺駅舎が高台にあるとは記憶していなかった。なぜかと思い返すと、駅から長谷寺参道前の国道165号線までは下りで、帰りも…

五重塔 室生寺

室生寺の五重塔は階段の下から仰ぎ見ると大きな五重塔に見えるが、国宝の五重塔の中では法隆寺のものに次いで2番目に小さい。興福寺の五重塔の三分の一の大きさである。金堂もそうだが、周りに大きな建物がなく、比較するものがないので大きく見える。 年輪…

金堂 室生寺

最近、室生寺がちょくちょくとテレビで紹介されている。新しく寶物殿が出来たことから、露出が多くなっているようだ。気になったので行くことにした。 室生寺は近鉄・室生口大野駅からバスで行く。バスの本数が1時間に1本ぐらいあるので、そこそこ行きやす…

石水院 高山寺

神護寺の春の公開を見た後、秋にしか訪れたことがない高山寺の石水院に行った。 紅葉で有名な高山寺は秋の観光シーズンともなると多くの人が訪れる。この人の多い寺院という印象が残っていたので足が遠のき、しばらく訪問していなかった。昨年の今の時期に東…

本坊経庫 東大寺

毎年5月2日、東大寺では聖武天皇祭が南大門横の天皇殿で行われる。聖武天皇は国分・国分尼寺建立の詔を発して、仏教を全国に広めた。その総本山、元締めとして東大寺の元となる寺院を昇格させ、その地にる盧舎那大仏造立を造営させた。東大寺を全国区いや全…

三重塔 浄瑠璃寺

浄土式庭園の此岸にあたる場所にあるのが三重塔。ここには薬師如来が祀られている。 もともとは京都の一条大宮にあったものを1178年に移築した。なかには秘仏の薬師如来像を安置し、十六羅漢の障壁画が描かれている。 本堂が池と同じ高さに建てられているの…

本堂 浄瑠璃寺

浄瑠璃寺は境内の中心、ど真ん中に池があり、その池をはさんで対岸に本堂と三重塔、池の中に弁天社を構える。いわゆる浄土式庭園の典型例で、本堂を彼岸、三重塔を此岸と見立てて配置している。 彼岸、あの世を表現した本堂内には黄金に輝く九体の阿弥陀様が…

太子堂 鶴林寺

鶴林寺の国宝建築物のもう一つは太子堂だ。聖徳太子薨去1400年記念が各地で行われているが、鶴林寺でも開催している。そのひとつが太子堂の公開である。 太子堂は本堂よりも古い。屋根板に墨書で天永3年(1112年)と分かる書き物が出てきてたためだ。もとも…

本堂 鶴林寺

西の法隆寺とと言われる鶴林寺は兵庫県加古川市にある。聖徳太子と所縁があるため、法隆寺との対比となる。太子との縁だけではなく寺の寺宝も豪華。真新しい宝物館には寺に伝わる寺宝が並べられている。 寺宝の中で一番目立つのは敷地に詰め込まれた建物。お…

東塔/西塔 當麻寺

東塔と西塔は當麻寺の伽藍中心からは少し外れた山側にある。ともに三重塔で、山腹の高台に位置している。双塔伽藍は奈良時代に流行り、両塔が今も残っているものは當麻寺が唯一である。 焼失の危機は1181年にあった。平清盛の命により、平重衡が興福寺、東大…

本堂 當麻寺

お練り供養の準備ができた境内では、二十五菩薩が来迎する橋が組まれ、本堂まで続いていた。この上を仮面を被って菩薩に扮した人々が練り歩いていく。 終着点である本堂は本尊である5メートル近くある須弥壇を覆うためけっこう大きい。昭和の解体修理で永暦…

仏殿 清白寺

甲信地域、国宝巡りもオーラス。これまでで一番駅から近い国宝である清白寺の仏殿に行く。東山梨駅から南へ歩いて数分。田畑が広がるなかに寺院はある。 清白寺は足利尊氏が夢窓疎石を開山とし、1333年に創立したと伝えられる。仏殿は1415年に造られた禅…

本堂 大善寺

山梨に移動して、大善寺へ行く。直通バスの本数が少なく、朝一に塩山駅から出るバスへ乗る。白々と雪を被る富士山らしき山影を見つつ、バスで30分。大善寺前へ到着した。 桜の名所としても知られているが、今年は早く咲いたため葉桜になりつつあった。本堂…

八角三重塔 安楽寺

上田駅から上田鉄道別所線で終着駅の別所温泉駅へ。そこから歩いて十数分で、安楽寺に着く。国宝を観るには拝観料を払った先の小高い場所にあり、それ以外は開放していて、ゆっくりと見学できる。塔は入場すると右手すぐに見える。四重塔に見えるが最下層は…

三重塔 大法寺

上田駅からバスで青木行きへ乗って25分。当郷バス停で下車して、緩やかな山道を歩くこと15分で大法寺に着く。歩いて行く場合は、手前の車が通る道より、奥の道で登る方がよい。境内に青木村郷土美術館があったが、お目当ての国宝へ一目散に参る。 まずは…

本殿・中門 仁科神明宮

松本駅からJR大糸線で50分強。無人駅の安曇沓掛駅で下車する。そこから東へてくてくと歩く。道中は川があり、そこから見える山々の頂上はまだ白い。ほぼまっすぐの道を田畑を見ながら30分程度行くと、山腹に仁科神明宮がある。 神社は山の中にあり、そ…

旧開智学校校舎

旧開智学校校舎は松本城から北へ歩いて5分ほどの場所にある。令和初の国宝指定にして、近代学校建築としては初めての国宝である。また、製作年が明治期と国宝としてはかなり新しい。竣工が明治9年で昭和38年まで90年間学校として現役で使っていた。そ…

大天守 松本城

松本城は桜が満開だった。北側の桜並木はピンク色に染まり、撮影会の会場と化していてた。東側から撮った松本城の写真の右上奥には、残雪の山頂が少し映る。信州の冬と春が交わる光景は、この時期のみ。 江戸時代から残る天守12城の中で、堀から高さが一番…

本堂 善光寺

善光寺は7年ごとに御前立本尊が御開帳される(本尊は絶対秘仏で開帳されない)。昨年がその公開年であったが、コロナで1年延期され、2022年の公開となった。その公開期間はコロナ禍での密を避けるため、4月3日〜6月29日と従来よりも長めに設定。その…

浄土堂 浄土寺

浄土寺の国宝は阿弥陀三尊像を安置している浄土堂も指定を受けている。阿弥陀三尊像が巨大なため動かすことは不可能に近いので堂自体を付けたしで国宝にしてもよさそうだが、別々で指定を受けている。 お堂は阿弥陀仏の光背まで計算して建てられているので、…

清水寺 本堂

国宝建築物で集客力ランキングトップ2は東大寺大仏殿と清水寺本堂だろう。なにせ建物の大きさはトップクラスで、古都を代表するにふさわしい風格がある。さらに、修学旅行の定番となっていることから、集めずして集まる仕組みになっている。むしろ、ここ数…

興福寺 五重塔

薬師寺東塔の改修工事が終わったのがついこの前だったが、今度は興福寺五重塔が改修工事に入る。その前に秋と来春に内部公開を実施するので見に行くことにした。 五重塔自体は外側から何度となく見ていたが、内部に入るのは初めて。心柱を中心に四方に三尊形…

金剛輪寺 本堂

山腹に建てられたお寺。入り口から軽い山登りをしないと本堂にはたどり着かない。山城的な要素があるため、山門と本堂の距離があまりないため、写真のようなアングルになってしまった。 本堂までの道中、道の端々に地蔵が建てられていた。風車を持った地蔵は…

西明寺 三重塔

西明寺のある場所は琵琶湖の北東。琵琶湖を中心とすると比叡山と対角線上にある。すぐそばには鈴鹿山脈があり、近江と濃尾地域と接する境目にあたる。地政学的に見るととても重要な位置となる。北陸や美濃・尾張から京へ進行する時には一番最初の入り口とな…

西明寺 本堂

天台宗は最澄の遠忌1200年記念で盛り上がるなか、昨年の湖南三山の制覇に続いて、今年は湖東三山制覇を実施した。 そもそも湖東の天台宗派の寺院を集めて湖東五山として古くから信仰を集めていた。廃寺などで三山となり、人気にあやかった形で湖南三山が16…

本堂 十輪院

東大寺や興福寺からは少し離れた場所のある奈良町。古民家が残っていたり、寺院があったり、古風な街並みにおしゃれなカフェが点在している人気スポットである。この付近には国宝を3つ抱えている元興寺があり、広い境内を有している。その別院だった十輪院は…

楼門 般若寺

東大寺転害門から北へ15分ほど、コスモスで有名な般若寺へたどり着く。市街地からは少し離れているので、ベットタウンなのかと思いきや、倉庫兼工場や商店が多い。その訳は、区画を隔てたところに奈良少年刑務所があったからだ。明治の五大監獄の一つ奈良…

転害門 東大寺

10月5日、東大寺内にある手向山八幡宮と転害門で転害会という古式ゆかしい神事が行われる。 お寺で神事というのも摩訶不思議なのだが、明治政府の意向で神仏が明確に分かれて配されたが、それまで神仏の垣根なく立地するのは普通だった。いまもお寺に小さ…

三重塔 明通寺

明通寺は国道27号を東小浜駅と新平野駅の間ぐらいで山道に入った山中にある。無料の駐車場を完備しているありがたいお寺で、駐車場から川を渡って見上げると山門が見える。渓谷の起伏をうまく利用していて、高台に山門、受付から緩やかな登りの先に本堂、…

東博の国宝が2022年10月18日〜12月11日に開催決定。 東博150周年の展示会が無事開催されることと観に行くことができますように。 (できれば展示替えを少なくしてほしい)