兵庫県加西市にある一乗寺を訪れる際、乗ったバスから桜が満開となった姫路城が見えた。帰路に行くしかないと思い、最寄りのバス停で降りた。
姫路城は写真に見るように快晴に誘われて多くの人で賑わっていた。城の目の前にある公園では多数ある木下でブルーシートを広げた家族ずれが大挙して花見を楽しんでいた。もちろん、観光地として大人気の城であり、桜の季節にあたるので観光客もわんさか来ていた。外国人観光客も多く、駅前と城周辺だけ京都かと思わせる多言語地帯となっていた。
平成の大改修からかなり時間が経ち、当初は真っ白だった屋根はほどよく黒くなり、お城らしい威風堂々とした佇まいとなってきた。姫路城を1周してみたが、あらゆる場所に桜が植えられており、この時期に来てとてもよかった。なんでも公益財団法人日本さくらの会がさくらの名所100選を発表しているが、姫路城はその一つに選ばれている。公園や城跡が多く選ばれている中、国宝の城では松江城と姫路城の二つのみ。白亜の城と桜のコラボレーションはどこで撮っても映え写真となる。