元興寺の寺宝は本堂を正面に左手にある法輪館で展示している。行った日は秋の特別公開をしていて重要文化財の智光曼荼羅図を2階で見ることが出来た。年代物だけあってかなり色あせて見難い部分が多かったが、全体はしっかりと残っていた。曼荼羅図はごちゃごちゃと色々なものが描かれているので分かりにくい部分が多い。もっと勉強してから再度、見に行きたい。
1階には仏像や聖徳太子像などが並ぶ中、一番目立つ中心にあるのが五重小塔である。小塔とはいうものの人の大きさをはるかに超える5.5メートルある。国宝の指定カテゴリーでも工芸品ではなく建物となっているのも納得である。奈良時代に作られたもので、当時の塔は落雷などの火災で全く残っていないため、歴史的資料としても貴重なものとなっている。