国宝を観る

国の宝を観賞していくサイト

国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

彫刻

木造阿弥陀如来及び両脇侍立像 浄土寺

しばらく国宝を観に行けていなかったので、久しく行っていない浄土寺へ行く。奈良博で2017年に開催した快慶展以前に訪れているので、4年以上前に行ったっきりであった。 浄土寺へは直行するバスがコミュニティーバスのみで、そもそも直行バスの本数が少なく…

【きのくにの名品】熊野速玉大神坐像・夫須美大神坐像・国常立命坐像・家津御子大神坐像 熊野速玉大社

和歌山では文化祭りが絶賛開催されている。その催し物に合わせて、和歌山県立博物館できのくの名品展が企画されていたので、見に行った。 紀州は全国6位の国宝保有県である。県内に高野山があることが大きい。しかし、霊宝館100周年記念で大半の国宝が登場…

千手観音像 道成寺

妙満寺から期間限定で道成寺へ里帰りを果たした鐘 道成寺は歌舞伎などの演目でお馴染みの寺。嫉妬にかられた清姫が安珍を道明寺へ追い詰めた。男が身を隠すために鐘の中に身を潜めた。鐘の中に男がいると気づいた姫が龍になって蒸し焼きにしたとの伝説が有名…

銅像釈迦如来倚像 深大寺

東博での最澄と天台宗のすべて展の最後コーナーにしてインパクトが最もあったは深大寺の彫像である。 国宝の釈迦如来倚像は以前、現地まで見に行った。東京都内とは言いつつも郊外にある寺院で電車の駅前とは遠く離れていることから再開発とは無縁ののんびり…

智証大師坐像 御骨大師 園城寺

延暦寺第5代座主・円珍は最澄の孫弟子にあたる。初代座主である義真の弟子で、12年間の籠山行や唐へも渡って修行し、黄不動や新羅明神像等の美術品も日本にもたらした。しかし、同じく最澄の弟子である円澄が第2代、続けて最澄の代講を任された円仁が第3代…

僧形八幡神像 八幡殿

10月5日、転害会のメインイベントはこの日だけの勧進所の特別公開だ。 勧進所は大仏殿の西が側にあり普段は固く門を閉ざしているので人通りも少ない場所だが、この日だけは大仏殿を尻目に勧進所に向かっていた。600円を志納して、いざ中へ入る。 コロナ対…

如意輪観世音菩薩半跏像 願徳寺

京都の向日市は面積が7.72平方キロメートルしかなく、市では西日本では最小、全国でも3番目に狭い。 国宝仏像のある願徳寺は、JR向日町駅もしくは阪急・東向日駅から出るバスに乗り、なだらかな山道を登って最寄りバス停から歩いて20分ぐらいの場所にある。…

【奈良博三昧】木造薬師如来坐像

奈良博三昧は写真撮影がOKだった。展示会を振り返るために図録を買えばいいのだが、自分で撮った写真も思い入れがあって見ていて楽しめる。 あと、自分で撮れることから図録にはない、色々な角度からの写真撮影ができる。普段は見ることすら難しい仏像の背後…

【京の国宝】梵天坐像 東寺

京の国宝展のメインビジュアルを飾るのが東寺の梵天坐像。1階の彫刻が置かれている部屋には、いつもの安祥寺の五智如来坐像が中央にあり、その脇に大きな彫刻、ショーケースに入る小さな彫刻は正面に配置している。 東寺の彫刻と言えば兜跋毘沙門天が門外に…

十一面観音菩薩立像 聖林寺

1年遅れで東博で開催された聖林寺十一面観音展は、特別5室という本館中心にある部屋での開催となった。本館は口型の回廊で常設展が開催されているので頻繁に訪れるが、口の字の真ん中に当たる特別5室は2階部分まで吹き抜けであまり使われない。今回の展…

二十八部衆立像 妙法院

京博の向かいにある三十三間堂からは二十八部衆立像の婆藪仙人・摩睺羅が登場。三十三間堂では圧倒的な数の前に、彫刻の一体一体までは観る気力がでない。個別展示ではじっくりゆっくり観ていきたい。 レア ★☆☆観たい ★☆☆通期 tsumugu.yomiuri.co.jp

四天王立像 多聞天 浄瑠璃寺

浄瑠璃寺の各仏像が修繕期間に入っている。その為、修繕の前後で展示されることが増えている。山奥にある寺院なので気軽に見に行けないのでありがたい。全部の修繕が終わった後に、寺院へ一度は見に行きたい。 レア ★☆☆観たい ★☆☆通期 tsumugu.yomiuri.co.jp

雲中供養菩薩像 平等院

総勢52名の菩薩オーケストラの2躯が展示。平等院では半数の26躯が常設展示されているので、会いに行けるアイドル集団でもある。仏像は立像にしろ、坐像にしろ、人々を導くため地に足をつけた重量感がある造りとなっている。一方で雲中供養菩薩像は彫刻で浮…

虚空蔵菩薩立像 醍醐寺

2015年、醍醐寺所蔵の重要文化財・聖観音菩薩立像が、調査と研究でにより、尊名と伝来が判明。あらたに虚空蔵菩薩立像として国宝指定された。最近の指定される国宝では、補修や学術調査などで来歴が証明されて、改めて指定を受けることがよくある。しかし、…

五智如来坐像 安祥寺

京博に鎮座されて数年が経つ。安祥寺の五智如来坐像はいまや博物館の顔的な地位になっている。周りにどんな彫刻が展示されても金色の輝きが絶対的存在感を醸し出している。 レア ★☆☆観たい ★☆☆通期 tsumugu.yomiuri.co.jp

木造薬師如来立像 、木造伝衆宝王菩薩立像 、木造伝獅子吼菩薩立像  唐招提寺

唐招提寺の新宝蔵は奈良時代から室町時代にかけての寺宝が展示されている。そのほとんどが重要文化財である。この重文から令和元年に国宝へと指定替えを受けたのが奈良時代制作の木造立像たちである。 平安仏像でもなかなかお目に掛かれないが、奈良時代なら…

鑑真和上坐像

鑑真和上坐像は亡くなられた6月6日と前後の5日・7日のみに公開されるレア国宝彫刻である。京博へ出かけられていたが、この開山忌には唐招提寺に戻っておられた。 ただ、京博への出張が実現した一つの要因は御影堂の改修工事があったからだ。工事中のお堂…

摩睺羅 妙法院

京博の道を挟んで向かい側にあるのが三十三間堂。京の国宝と言うならば信号を渡って登場するほかないだろう。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ 通期 tsumugu.yomiuri.co.jp

梵天坐像 東寺

昨年7月に京都市京セラ美術館のリニューアルオープンを記念して企画されていた京の国宝展が京都国立博物館へ場所を移して開催される。66件の国宝が登場するようなので期待しかない展示会となっている。1年待った展示物が徐々に分かりつつあるので、予習…

鑑真和上坐像 唐招提寺

鑑真和上展の目玉であり、キービジュアルとなっている坐像は特別な展示方法となっていた。 1階の入り口から一番奥の独立した部屋。戒律の普及に重要な役割を果たした3名の坐像が静かに展示されていた。一人は弘法大師(空海)坐像。入口から見て右に鎮座して…

伝獅子吼菩薩立像 唐招提寺

京博の1階の展示は特別展のテーマにあった巨大な仏像が出迎えてくれてる。ここ最近は安祥寺の五智如来坐像が不動のセンターとして君臨して、その周りの像が入れ替わって展示が変わっていた。 唐招提寺にも大きな仏像がたくさんあるが、その中で国宝の伝獅子…

薬師如来座像 法隆寺

聖徳太子と法隆寺展の見学ルートは普段の逆になっているので最後のエリアが新館東館となっている。一番広く高さのある部屋は法隆寺の良い所を集めたテーマパークのような配列となっている。法隆寺から借り受けた貴重な品々を明るい空間で目の前で観ることが…

聖徳太子および侍者像 法隆寺

聖徳太子と法隆寺展の目玉展示は聖徳太子および侍者像だ。年に数回、決まった日に公開されるものの奥まった厨子内にあるためじっくり見ることは難しい。今回の展示では背面に壁があるものの、厨子内に比べてじっくりと見ることが出来る。 訪れた時はたまたた…

八大童子立像 運慶作 金剛峯寺

本館で武田信玄関連と仏画をおなか一杯に観賞した後、いよいよ新館へと行く。 高野山の仏像彫刻が屈指の名品揃いである理由の一つが、運慶と快慶の素晴らしい鎌倉彫刻を所有しているからだ。その真骨頂を1部屋ずつで体現した新館は圧巻であった。 まず、快慶…

如意輪観音坐像 観心寺

昨年から続いているコロナ禍は1年経っても同じ状態だ。学習効果がなく、何度もループする対応となっている。1年経ったと言い切れるのは、観心寺の秘仏である如意輪観音坐像の特別公開日である4月17日と18日が来たからである。 今年の特別公開はコロナ対…

向源寺 十一面観音立像

琵琶湖の湖東、長浜を中心とした地域は知られざる観音菩薩が各所に点在している。その魅力を発信していた東京・上野のアンテナ仏像館「観音ハウス」が昨年10月をもって閉館した。アンテナショップは数あれどアンテナ仏像館は聞いたことがない。滋賀でも彦…

薬師如来及び両脇侍像 霊宝館

醍醐寺は僧侶の修行の場で山伏とも縁が深い。境内を抜けた先にある女人堂で入山の受付を済ませて山を登ると千年前の僧侶たちと同じ山岳修行の場まで登ることが出来る。上った先は上醍醐と呼ばれ、国宝や重要文化財クラスの建築物がある。その中心には薬師堂…

聖徳太子および侍者像 法隆寺

聖徳太子は存在していない。歴史研究が進むにつれて新たな学説が提唱され、教科書への記載修正へと発展している。個人的には聖徳太子という存在について、神がいるかいないかに近い論争に思う。 ということで、厩戸皇子(聖徳太子)の遠忌1400年を記念して奈…

塑造十二神将立像 新薬師寺

春日大社より南へ歩くこと十数分。山の辺の道沿いにある新薬師寺は東大寺や興福寺など大寺院が乱立する奈良市内にあって、足しげく通うには少し距離がある。 国宝の十二神将立像のうち伐折羅大将は日本の500円切手のデザインされたこともあり、人気の彫刻と…

鑑真和上坐像 唐招提寺

人物がはっきり分かる彫刻において社会の教科書内に掲載されているもっとも古い像は鑑真だろう。モデルが分からない土偶や聖徳太子や聖武天皇のように絵画形式はあるが、彫刻だと鑑真和上になる。 僧侶にとって戒律がいかに大事かを説くために大陸から日本へ…

国宝は2017年10月3日~11月26日が会期で無事終了した。 この展示会に出ていない800件以上の品々も見ていきたい。