国宝を観る

国の宝を観賞していくサイト

国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

大毘盧遮那成仏神変加持経 (大日経)  西大寺

奈良博で開催中の「空海 KUKAI - 密教のルーツとマンダラ世界」では珍しく西新館第4室が使われていた。4室は東新館から西新館へ移動した左側の部屋で、コロナ禍以降はほぼ使われていなかった。奈良博では比較的狭い部屋だったためだろう。コロナ禍以前は…

智証大師関係文書典籍のうち梵夾 園城寺

奈良博の「空海・密教のルーツとマンダラ世界」展では智証大師・円珍に関連した文書典籍のうち梵夾が展示されていた。第二章の「密教の源流̶陸と海のシルクロード」の入り口すぐ、一番最初の展示物であった。第一章が奈良博東新館を使ったマンダラ世界の再現…

絹本著色五大尊像  教王護国寺

真言宗で重要な儀式のひとつが御七日御修法である。今年の1月、儀式が終わった後に公開される現場を見に行った。両界曼荼羅を初め、法具や十二天像などが用いられていた。その中心にあったのは五大尊像。正面に五大尊、左右に両界曼荼羅が掲げられていた。2…

絹本著色十二天像 西大寺

奈良博で開催中の「空海 KUKAI - 密教のルーツとマンダラ世界」展の第1章(密教とは̶ 空海の伝えたマンダラの世界)は、東新館2階の展示場全体を使ってマンダラ世界を再現していた。奈良博で一番広い会場全体を使っているにも関わらず、9件(点数はもっ…

五智如来坐像 安祥寺

奈良国立博物館で開催されている「空海 KUKAI - 密教のルーツとマンダラ世界」展は、仏教美術の殿堂である奈良博の企画力を遺憾なく発揮された素晴らしい展示会となっていた。 事前に知り得た情報では、この展示会の目玉は神護寺の国宝・両界曼荼羅が修繕後…

五重塔 興福寺

興福寺の五重塔の修繕工事が始まっている。ソメイヨシノが散り切った時期に訪れたが、工事現場へ入れないように囲いが出来ていた。まだ、五重塔は覆われていないが、しばらくすると全体が覆われるだろう。薬師寺東塔の修繕工事はかなりの期間がかかったが、…

姫路城

兵庫県加西市にある一乗寺を訪れる際、乗ったバスから桜が満開となった姫路城が見えた。帰路に行くしかないと思い、最寄りのバス停で降りた。 姫路城は写真に見るように快晴に誘われて多くの人で賑わっていた。城の目の前にある公園では多数ある木下でブルー…

三重塔 一乗寺

播州にある一乗寺の宝物館は基本的に2週間前までに予約が必要で、行ったから見ることが出来るシステムではない。ただ、例外があり4月と11月の第1日曜日は事前予約なしで見ることが出来る。ちょうど桜か紅葉の見ごろの季節で、それに合わせる形で見に行…

天守 彦根城

国宝の建築物はたいていの場合は現地に行けば見ることができる。なので、国宝巡りをする上で、近くに行ったついでに見ることが多い。数をこなすうちに国宝建築物の大半を見ることが出来た。これまで国宝を単に観ることに主眼をおいて見てきた。ここらで付加…

ライオンと村上隆 村上隆

国宝とのかかわりという意味では少し遠く感じた作品であった。 現場で見た時は題名の通りライオンと村上隆の作り上げたキャラクターが並ぶ作品だとしか思えなかった。ところが帰って画面上で写真に撮ったライオンをじっくりと見ると獅子に見えた。背中に乗せ…

慧可断碑図 村上隆

4月13日から京都国立博物館で始まる雪舟伝説では、雪舟が描く国宝6点すべて展示される。雪舟の慧可断碑図も展示される予定だが、村上隆が描いたら写真のようになった。 kokuhou.hatenablog.com 雪舟作品は達磨大師に対して慧可が弟子志願に掛ける信念の…

見返り、来迎図 村上隆

村上隆もののふ京都展に出品されている作品は約9割が新作だそう。京都にあった作品が並んでおり、それぞれ見ごたえがある。 村上隆は東京藝術大学大学院美術研究科の日本画科で初めて博士号をとった人物である。その思考から日本美術の平面性とアニメーショ…

風神図・雷神図 村上隆

「村上隆 もののけ 京都」展で洛中洛外図の次に見ておきたかった国宝オマージュ作品は風神図と雷神図であった。 俵屋宗達の描く風神雷神図は屏風絵で、三十三間堂にある彫刻の風神・雷神を参考に描かれたとされる。力強さとユニークな表情が特徴の作品である…

尾形光琳の花 村上隆

入り口に展示している「洛中洛外図 岩佐又兵衛 rip」の反対側の壁は尾形光琳オマージュ作品が並ぶ。 尾形光琳の燕子花屏風絵に見る同じデザインを繰り返す美しさは展示会のメインビジュアルにも使われている顔が描かれた花を大量に複製して配置するのに似て…

洛中洛外図 岩佐又兵衛 rip 村上隆

takashimurakami-kyoto.exhibit.jp 京都市京セラ美術館で開催している「村上隆 もののけ 京都」展(2024年2月3日から9月1日まで)と聞いて、現代アート作家の作品展なのだろうと決め打ちしていた。もちろん、現代アート作品展であることは疑いようがないが、…

国宝拝観者たちの夢、千件越えをいつの間にか達成した。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標が完結した。 次の1100件は果てしなく遠いので、1050件を一区切りにしよう。