国宝を観る

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国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

【ユネスコ25周年】興福寺 国宝館

興福寺の記念チケットの拝観場所は国宝館である。

国宝指定を受けている彫刻の1割以上、17件を保有する興福寺で、国宝館には8件が収蔵されている。仏頭、十大弟子立像、八部衆立像、板彫十二神将立像、金剛力士立像、天燈鬼・龍燈鬼立像、千手観音立像、法相六祖坐像で、どれをとっても見惚れる出来栄えである。一番人気は八部衆立像の阿修羅像。天燈鬼・龍燈鬼立像は小さいながら力強さを感じ、鬼の彫刻では最高峰だと思う。

国宝館以外にも通常公開している東金堂には維摩居士坐像、文殊菩薩坐像、四天王立像、十二神将立像が鎮座している。春秋と公開される北円堂には弥勒仏坐像、四天王立像、そして人間を表現した彫刻の傑作である無着・世親菩薩立像を見ることが出来る。合わせて行きたい。また、10月17日のみ年に1度の南円堂御開帳では、不空羂索観音坐像、四天王立像が公開される。こちらは狙って行くしかない。

なお、興福寺五重塔は修理のため、もしかしたら足場で覆い隠されている可能性がある。国宝は見られるときに行くが鉄則である。

法相宗大本山 興福寺 (kohfukuji.com)

国宝拝観者たちの夢、それは千件越え。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標である。 900件を超えた辺りから新規の拝見ペースが落ちているが、果たしていつ達成なるか。