京都国立博物館には企画展や特別展が開かれる度に訪れている。しかし、道路を挟んで向かいにある通称が三十三間堂、蓮華王院にはしばらく行っていなかった。
京都の夏で一番盛り上がる祇園祭が終わった翌週の週末に訪れた。熱さもあって観光客はそこそこの入り。修学旅行生がいない分だけ空いていたようにも思えた。外国人観光客は少人数でガイドさんを伴った人が多く、圧巻の風景と見ながら熱心に解説を聞いていた。
内覧を終えて本堂の外観をじっくり観ようと周りを散策。しかし。35度を超える猛暑日が続く中ではほぼ見回る人はいない。長い建物を見るだけでも十数分かかる。もの珍しいはずの国宝建築をじっくり見るよりか涼しさを求めていた。