国宝を観る

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国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

四天王立像 浄瑠璃寺

木津川市ゴールデンウィーク期間に市内の寺社の特別公開を企画していた。普段公開していない現光寺や大智寺、この機会に回りやすいように海住山寺や蟹満寺など国宝所有寺院も参加していた。この中でメジャーな組み合わせ浄瑠璃寺岩船寺を回った。

浄瑠璃寺は本堂以外は自由に散策が可能。浄土式庭園が堪能できる。その前にお参りを兼ねて本堂内へ。ここに四天王立像のうち増長天持国天が入口近くに守護している。本堂にない広目天東博多聞天は京博へ寄託中。ここの守りは二天で十分といった雰囲気だった。

平安後期の作品で、寄木造りで彩色と截金で彩られていたが、そこそこ残っているkところもあり、大切に保管されて続けたことが分かる。衣がなびいている点や装飾品など細かな彫刻で、鎌倉仏師に繋がる造りをしている。

国宝拝観者たちの夢、それは千件越え。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標である。 900件を超えた辺りから新規の拝見ペースが落ちているが、果たしていつ達成なるか。