国宝を観る

国の宝を観賞していくサイト

国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

金色堂 中尊寺

讃衡蔵では中尊寺の様々な寺宝を見ることが出来る(一部複製品)。チケットは金色堂の見学とセットになっているので、ここに来たら入る以外の選択肢はない。

奥州藤原氏の氏寺であるため、その歴史・栄枯盛衰が分かる内容ではある。金の採掘場所であったため、大和王朝の時代から畿内との関係が深い。そのためもあってか源頼朝率いる鎌倉幕府としては自分たちへ目を向けさせるため、義経を庇護した罪で攻め込んだ。奥州藤原氏が憎かった訳ではない。それが証拠に金堂は1124年に上棟されたにもかかわらず、戦火や取り壊しなどが行われず、現在まで残っている。黄金文化を伝える貴重な遺構として残さなければと鎌倉幕府が配慮したとは思えず、奥州藤原氏が恭順した段階で目的を達成し、攻め滅ぼすまでは考えていなかったのだろう。そして、金色堂は奥州藤原家の墓の役割を果たしている。一族郎党を根絶やしにする考えはこれっぽっちもない。むしろ畿内の朝廷との経済的関係を断つことが重要だったのだろう。承久の乱への複線が奥州攻めと考えると源頼朝(北条家?)の遠謀はおそろしい。そんな思いで金堂を見た。

国宝拝観者たちの夢、千件越えをいつの間にか達成した。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標が完結した。 次の1100件は果てしなく遠いので、1050件を一区切りにしよう。