2019-08-29 【京都名品展】宗峰妙超墨蹟 開山 妙心寺 国宝 書跡 観た 力強い「開山」の字。禅寺に掲げるにふさわしい墨跡。臨済宗の僧・宗峰妙超こと大燈国師が起毛した。宗峰は花園上皇や後醍醐天皇などの帰依を受けた。大徳寺を開山したことでも知られ、南北朝時代を渡り歩いた。藤原家を支えた旧京都の仏教勢力と違う、新興勢力の禅宗が勃興することで鎌倉幕府から南北朝・室町幕府と京が政治の中心へと返り咲いた。まさに新政府の開山となった記念碑的な書だ。