国宝を観る

国の宝を観賞していくサイト

国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

【京都名品展】宗峰妙超墨蹟 開山 妙心寺

力強い「開山」の字。禅寺に掲げるにふさわしい墨跡。臨済宗の僧・宗峰妙超こと大燈国師が起毛した。宗峰は花園上皇後醍醐天皇などの帰依を受けた。大徳寺を開山したことでも知られ、南北朝時代を渡り歩いた。藤原家を支えた旧京都の仏教勢力と違う、新興勢力の禅宗が勃興することで鎌倉幕府から南北朝室町幕府と京が政治の中心へと返り咲いた。まさに新政府の開山となった記念碑的な書だ。

国宝拝観者たちの夢、それは千件越え。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標である。 900件を超えた辺りから新規の拝見ペースが落ちているが、果たしていつ達成なるか。