国宝を観る

国の宝を観賞していくサイト

国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

藤原佐理筆詩懐紙 香川県立ミュージアム

香川県は有名な宗教家を輩出してきた。醍醐寺の開祖で修験道を復活させた理源大師。琵琶湖のほとりにある円城寺を総本山とする天台宗寺門派の祖・円珍。そして、平安時代初期に現れた2大宗教スターのひとりで、高野山を開山した空海だ(もう一人は最澄)。讃岐地域から綺羅星の如く思想家が誕生した。瀬戸内海に面しており、畿内へ抜ける最終地点となる讃岐は物流とともに様々な情報・考え方が集まったのだろう。

そんな讃岐には県の歴史を紹介する香川県ミュージアム高松城跡である玉藻公園に隣接しており、駅からは公園を超えた場所となる。2008(平成20)年に文化会館・歴史資料館・歴史博物館を統合・再編して建てられた。ミュージアムのあるフロアーも含め、非常に綺麗な建物となっている。保有の国宝は三跡のひとりである藤原佐理筆の詩懐紙で、平安時代のものは現存する唯一の物である。そのためもあってか、本物をあまり展示されることがない。国宝では常設として空海関連のものの複製品が数多く展示されている。生まれ故郷に錦を飾るため、気前よく複製してもらった結果なのだろう。これらを見ると本物を観たくなる。

www.pref.kagawa.lg.jp

国宝は2017年10月3日~11月26日が会期で無事終了した。 この展示会に出ていない800件以上の品々も見ていきたい。