国宝を観る

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国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

薬師如来立像 神護寺

5月のゴールデンウィークの期間、神護寺では虫干しするため寺宝の数々がお里帰りし、公開されるはずだった。しかし、コロナの終息が見通せないため、中止となった。せっかく、NHK大河ドラマで鎌倉殿を放映されているにも関わらず、伝源頼朝像とご対面することはできなかった。しかし、神護寺の金堂には写しがあったことを思い出し、訪問した。写しと言っても年代物で少々色あせて飾られているもので、パネル展示と言った方がよい。この他にも両界曼荼羅などもあったが、本物には程遠い。

やはり金堂内では本物の国宝である薬師如来立像が主役となる。カヤの一木造りで奈良時代から平安時代初期の作風。高さは約170センチメートルでほぼ垂直で立っている。全体的に大まかに作られている雰囲気で、衣が隆起する様子なども形式的に彫られている。全体的に肉感があり、顔立ちもふっくらしている。

薬師如来立像は須弥壇のセンターにして厨子に入っている特別な存在。その周りにはいろいろな仏像が並ぶ。これらを見るために内陣に入ることができるので、じっくりと拝見できた。神護寺の中央ステージたる金堂はにぎやかである。

東博の国宝が2022年10月18日〜12月11日に開催決定。 東博150周年の展示会が無事開催されることと観に行くことができますように。 (できれば展示替えを少なくしてほしい)