国宝を観る

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国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

短刀 銘来国俊 黒川古文化研究所

黒川古文化研究所の展示室はそれほど広くはなく、名品展では余り展示数は多くない。その中で、鈴木其一や渡辺崋山の江戸時代中期の日本画の名品や、伏見天皇宸翰御願文は重要文化財に指定される名品である。

その中で一番の名品は短刀の銘来国俊である。来国俊の銘が刻まれている数少ない刀剣で、来国俊の代表作のひとつにかぞえられる。大和郡山藩柳沢家伝来で、上野館林藩士だった柳沢吉保が5代将軍の徳川綱吉から賜った。柳沢吉保元禄時代大老格として幕政を主導。王朝文化への憧憬を強く抱いた文化人でもあり、江戸に六義園を造営した 。

来国俊は鎌倉後期の刀工で、山城(京都)で活動していた。来が付く国俊と来がつかない二字だけの国俊存在し、来国俊は5振が国宝の指定を受けている。短刀が多く、刃文は直刃となっている。乱れた刃文に比べて、実直感があり素直に美しいと思える王道の刀だ。

 

東博の国宝が2022年10月18日〜12月11日に開催決定。 東博150周年の展示会が無事開催されることと観に行くことができますように。 (できれば展示替えを少なくしてほしい)