国宝を観る

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国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

薬師如来立像 元興寺

奈良国立博物館で開催中の中将姫と當麻曼荼羅を見に行った。展示規模は新西館のみで、4年前に開催された国宝の當麻曼荼羅修復記念・糸のみほとけ展に比べると縮小していた。

この規模縮小で空いた新東館では、はっけん!ほとけさまのかたちと題した企画展が開催されていた。奈良博のマスコット・ざんまいずを全面に、夏休み期間と言うことで子供を対象にした仏の見分け方を分かりやすく解説していた。ただ、子供相手の展示会と侮るといけない。展示している仏像は、重文クラスに加えて、元興寺の国宝・薬師如来立像も展示していた。

展示の仕方は、如来や菩薩、明王、天の大きな違いから、如来の中での手の表現によって役割と名前が変わる法則など、仏像を初めて見る人にも分かりやすく解説されていた。元興寺薬師如来立像は解説にあるように、右手を正面に掌を見せる形で挙げ、左手に薬を持つオーソドックスなスタイル。大人と同じぐらいの大きさで、同展示会の入り口付近、展示会紹介のパネルとは離れた場所に飾られているため、見逃している人も多かった。彩色が取れてしまうと派手さのなくなる平安仏像ならではのあるあるかもしれない。

国宝拝観者たちの夢、千件越えをいつの間にか達成した。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標が完結した。 次の1100件は果てしなく遠いので、1050件を一区切りにしよう。