圜悟克勤は北宋の僧。徽宗皇帝や、南宋の高宗皇帝の尊崇を受け、碧巌録の著者として有名。印可状は弟子の虎丘紹隆に与えた印可状の前半部分で、現存する墨蹟で最古のものである。この墨蹟が桐の筒に入って薩摩の坊ノ津海岸に漂着したという言い伝えから、流れ圜悟の名で呼ばれる。
豪商茶人の谷宗卓の所有を経て、のち伊達政宗の所望により、古田織部によって分割されたと考えられる。その後、祥雲寺に移り、松平不昧が金子千両と年々扶持米30俵を祥雲寺に贈ることで手に入れた。
レア★☆☆
観たい★☆☆
コラボ★★☆(墨蹟は語る)