書の部屋では、書跡で人気ナンバー1の古今和歌集のみが全期間で展示されていた。その他はすべて入れ替わっていた。その中には京都帰りの圓悟克勤墨跡・印可状と虚堂痴愚墨跡法語もあった。
現存する最古の古琴の楽譜である碣石調幽蘭第五も後期のみの出品。中国ではすでに失われて、写本が日本にしかない書跡だ。漢字を使った文字譜の唯一の例で、横並びの書跡と見比べても、「これは楽譜だ」と言われないと「美しい国宝の書跡」だぐらいとしか思えない。希少性で国宝となっている。
あまり注目していなかった書跡で改めて検索をするとYoutubeに解説動画がアップされていた。
これを知ってから見ておけばよかったと後悔。頻繁に展示されるものではないので、次の機会があれば、この動画を見てから行きたい。