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【大和文華館】婦女遊楽図屏風 (松浦屏風)

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和文華館のコレクションの歩み展の開催期間が1と2で入れ替わったことで、婦人遊楽図屏風が東京から急いで帰ってくることとなった。

予定していた展示スケジュールではコレクション展Ⅰが終わった後、東博のきもの展に出展する運びだった。それが、きもの展は後ろ倒しで開催期間を延長、コレクション展はⅡが終わった後の開催となったため、東博での展示は1週間となり、とんぼ返りで奈良へ戻ってきた。もともとの展示予定日を過ぎての貸し出し展示なので東博で見た人は幸運かもしれない。

東京からお帰りになった婦人遊楽図屏風は等身大に近いぐらいの大きさで人物が描かれており、当時の流行であろう派手な衣装を着て描かれている。絵画や絵巻物がファッション雑誌とするならば、屏風は等身大のポスターといったところかもしれない。

国宝拝観者たちの夢、それは千件越え。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標である。 900件を超えた辺りから新規の拝見ペースが落ちているが、果たしていつ達成なるか。