国宝を観る

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国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

籬菊蒔絵手箱 熊野速玉大社

綴プロジェクトで複製した四季山水図屏風


昨年はMOA美術館と三井記念美術館に巡回した大蒔絵展。今年は徳川美術館で4月15日から開催される。ツイッターにはすでに国宝の展示物の一部がアナウンスされている。金地螺鈿毛抜形太刀(春日大社)、籬菊螺鈿蒔絵硯箱(鶴岡八幡宮)、松椿蒔絵手箱(京博)、宝相華蒔絵宝珠箱(仁和寺)、宝相華蒔絵経箱(延暦寺)、仏功徳蒔絵経箱(藤田美術館)、蓮唐草蒔絵経箱(奈良博)、舟橋蒔絵硯箱(東博)と豪華なラインナップとなっている。この他にも徳川美術館が誇る蒔絵の数々が展示されるはずだ。

さて、京博でも1区画で蒔絵の細工品を展示していた。その中には熊野速玉大社所蔵の籬菊蒔絵手箱もお目見えしていた。箱はもちろん櫛などの化粧道具も蒔絵を施された、すべてきんきらきんのお道具箱になっている。奉納品なので、あくまでも工芸品の部類なのだろうが、これで化粧したならば普段の3倍は美しくなれそうだ。

国宝拝観者たちの夢、千件越えをいつの間にか達成した。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標が完結した。 次の1100件は果てしなく遠いので、1050件を一区切りにしよう。