国宝を観る

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国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

和漢朗詠集 (雲紙) 皇居三の丸尚蔵館収蔵

皇居三の丸尚蔵館収蔵館ではリニューアルオープンを記念した展示会を4期に分けて開催している。その3期目が開催中だが、そこで出品されている和漢朗詠集 (雲紙)が重要文化財指定とともに国宝の指定となる答申がでた。

 

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和漢朗詠集藤原道長の娘威子入内の際の引き出物の屏風絵に添える歌として撰集された。こちらも光の君へ関連の文化財である。三の丸尚蔵館収蔵のものは筆者が源兼行と考えられ、当時第一の手書きに任せた逸品である。紙は右下と左上に雲が浮かぶような意匠で、雲紙としては現存最古のものである。

国宝指定前の最後のタイミングとなっている。

国宝拝観者たちの夢、それは千件越え。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標である。 900件を超えた辺りから新規の拝見ペースが落ちているが、果たしていつ達成なるか。