国宝を観る

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国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

扇面法華経冊子 四天王寺

新春恒例の四天王寺の宝物館公開は聖徳太子生誕1450年を記念していた企画であった。国宝では扇面法華経冊子が例年の公開であり、才子訪佳人図が出ていた。光るの君へが今年度の大河ドラマとなっているので、平安貴族が描かれた図柄を展示したのだろう。

展示は階段近くでは聖徳太子絵伝などを展示していて、奥の場所で陳列していた。平安時代は通い婚で、男子が女子の実家へと行く。その場面を描いていおり、平安貴族の一場面が描かれている。それと無量義経を書いている扇となっている。四天王寺は幾度も火災にあっていることから、国宝になっているものは運びやすいものが多い。扇子状の冊子は閉じれば懐に入る大きさ。ガラスのショーケースに入っているものの平安の香りが漂う文化財であった。

国宝拝観者たちの夢、それは千件越え。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標である。 900件を超えた辺りから新規の拝見ペースが落ちているが、果たしていつ達成なるか。