国宝を観る

国の宝を観賞していくサイト

国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

蝶牡丹螺鈿蒔絵手箱 畠山記念館

f:id:kokuhou:20211018203341j:plain

今回の展示会で一番派手な作品が蝶牡丹螺鈿蒔絵手箱である。

国宝の箱の中でも屈指の煌びやかさで、細工の凝り様はなかなかのもの。全面が黒漆にも関わらずびっしりと蝶や牡丹の図柄を細工し、部分部分で螺鈿を施すことでゴージャスな箱に仕上がっている。

茶道具に関係がなさそうに見えるが、江戸時代を代表する茶人・松平不昧の筆で「時代手箱」の墨書があることから、蒐集に至ったのだろう。以前に見た時もそうだが、表面に剥がれかけている個所があるなど劣化が目に付くので、修繕を早めにして気兼ねなく見る体制を作ってほしい。

国宝拝観者たちの夢、千件越えをいつの間にか達成した。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標が完結した。 次の1100件は果てしなく遠いので、1050件を一区切りにしよう。