興福寺の金堂鎮壇具は東博の常設展示ではおなじみ。毎年なんらかの形で見ている気がする。
明治の廃仏毀釈により、興福寺の財政はひっ迫し五重塔が売り出されたのは有名な話だ。また、五重塔の売り出し価格が相当安かったことを考えると、未来の国宝でも時代によっては薪木程度の価値しか認識がなかったのだろう。
さて、東博所有の鎮壇具は明治7年に発見。地鎮のために埋められたもので、国の所有となった。美しいものはさすがに保管対象となったようで、これが寺の所有だったら散逸していたかもしれない。
レア ★☆☆
観たい ★☆☆
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