龍谷の至宝展は龍谷大学380周年記念の展示会。西本願寺の向かいにある龍谷ミュージアムで行われている。入場料金が企画展の価格500円と安いにも関わらず、大谷探検隊が収集したものや西本願寺から龍谷大学へ所有が変わっている秘蔵の品が陳列されている。
なかでも国宝の類聚古集は万葉集をテーマ別に分類した最古の書物。令和元年の展示物としては欠くことのできない代物だが、380周年記念展に合わせての展示となっている。数多くある万葉集の詩をテーマに分けて分類することで、季節や風景、事柄などに関連したものをピックアップしやすくしている。
記念の展示ではあるものの、特別展に比べて人の入りはまばらで、受付も簡素。もう少し派手にPRしてもよい展示内容だっただけに見逃しがちで勿体ない。