2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧
信徒に見せて理解を深めるための造られた。それにしては難しい讃文が書かれている。絵が分かりやす分、詩で威厳を保っているのかもしれない。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 Ⅱ 華厳五十五所絵巻 - e国宝
西国33か所の一つ、粉河寺の由来や来歴を絵巻物にして分かりやすく解説したもの。(絵巻物の)物語シリーズののように多彩な色や貴族の優雅さはない。牧歌的な絵巻物だ。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 Ⅰ www.kyohaku.go.jp
鎌倉仏教の名刹・建長寺。巨大な寺院がお出迎えしている、すぐ後ろ側は切り立つ山を背負い、一瞬で中国の山水画に思いを馳せてしまう、そんな境内となっている。その寺院の宝である蘭渓の肖像画。国宝の肖像画自体が数は少ないので、その他の名僧達も出展さ…
そもそも鬼を見たことのある人はいない。鬼は架空の妖怪だ。架空のものを想像させるには絵にすることが肝心だ。いくら文字で表現したところで伝わりづらいことでも、絵で見たら一目で理解できる。絵巻物は餓鬼がいかにおどろおどろしいかを端的に表現してい…
絵の描かれた巻物の上に、経が書く。そんな経典は多いが、その絵が絵巻物の下絵で、経を書くために設えたものでないことが珍しい。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 Ⅳ 金光明経 巻第三 - e国宝
永青文庫は細川家の秘宝を展示・保管している美術館。細川家は室町幕府三管領の一つで、江戸時代には大大名、平成になって総理大臣まで輩出した、時代を超えた超名門家である。名品の中から、太刀の出品となるが関ヶ原の戦いの前哨戦で褒美で渡したものが、…
寝覚物語絵巻は平安王朝を描く絵巻物シリーズのひとつ。ただ、現存しない部分が多く、源氏物語などに比べ知名度が劣る。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 ⅢⅣ www.kintetsu-g-hd.co.jp
今年、国宝に指定された個人蔵の法華経。鉄舟寺同様、絢爛豪華な仕上がりとなっている。 レア ★★☆ 観たい ★★☆ コラボ ★☆☆ 期間 Ⅳwww.kobe-np.co.jp
四天王像は多くの寺院に安置されている。仏教発祥の寺が四天王寺と言うぐらい超メジャーな仏像だ。制作躯数も多く、名品が多い。4体それぞれ違う寺院の名品を集めた四天王を形成したスーパー四天王配置を見てみたい。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 …
写経はいろいろな願いを持ちながら書き写してきた。貴族は写経にも最高の贅沢を尽くした。全30巻ある経典を、1巻ごとに一人の担当をつけて計30名の合作にしてた。書かれたものに絢爛豪華な装飾をもって仕上げた豪華版経典となった。 レア ★☆☆ 観たい ★★…
経典をどれだけ丁寧に作り上げればよいのか。そのひとつの答えが一字一仏法華経だろう。写経した文字一つ一つに仏を描いて経典を完成させる。可愛らしい仏たちが、達筆な文字に描かれている。 レア ★☆☆ 観たい ★★☆ コラボ ★☆☆ 期間 Ⅳ 善通寺市デジタルミュー…
この夏、東京芸術大学開校130周年記念の展示会にて出品されていた代物。経の絵解き巻物。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★★☆ 絵因果経ダブル出品 期間 Ⅰ 東京藝術大学大学美術館 The University Art Museum, Tokyo University of the Arts
千手観音は立像で見ることが多い。立体造形によって千手が分かりやすく表現できるからだろう。出品作の千手観音は絵で表現されている。平面であるあるはずの画面に、左右各21大手がところ狭しと絡み合い立体感がでた作品となっている。それぞれの手にお宝を…
天皇自ら書いた書物が宸翰という。そして、押印すべきところを自らの手形、それも重要な部分に押しまくっているので、よっぽど力の入った宸翰の証拠である。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 Ⅲ www.weblio.jp
神護寺の秘宝。この春の神護寺の曝涼展にも出ていた品物だ。とてつもなく神々しいということはなく、信仰の対象として大切にされていた感じはした。神が(を)護る寺にある仏画、そし神もなりたかった肖像画の人物たち。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期…
曼荼羅は密教の真相を図解したもの。難解な密教を分かりやすく表現したのだろうが、凡人には宇宙が広がるだけに思える。それ程、密教は奥深いものなのだろう。密教を理解した空海はその先になにを観たのだろう。 レア ★★☆ 観たい ★★☆ コラボ ★☆☆ 期間 ⅢⅣwww.…
文字を蓮座に乗せてデコレーションした経。大和絵が添えられて芸術度アップ。信仰心と趣味を合わせたハイブリット経典。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 Ⅳ www.kintetsu-g-hd.co.jp
「国宝」展は出品作品がすべて国宝という縛りがある。また、2017年の展示は12ジャンルごとに展示する試みで、学芸員の交渉の苦労は並大抵のものではなかったと思う。中でも陶磁器は国宝が14点しかなく、おのずと展示できるものが限られている。 その…
東京・アルカンシエール美術財団所蔵の青磁の花瓶。国宝に指定されている陶磁器は14個で、青磁は3個。そのすべてが今回揃う。陶磁器そろい踏みだが、これだけ時期がずれているのが残念。 レア ★★☆ 観たい ★★☆ コラボ ★★☆ 期間 ⅢⅣ 文化遺産データベース
何事もメモを取る。それが奈良時代のものならば国宝になる。墓に入っていた鋳銅製の墓誌は、小野毛人が小野妹子の子であることが分かる資料であった。考古に分類されるが土器などに比べて派手さがないが、史実としての重要性は高い。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コ…
墨蹟(諸山疏) 竺仙梵僊筆は龍光院の寺宝。つい最近では禅の文化展に出品されていた(最近といっても8年前…)。龍光院の寺宝はなかなかお目に掛かれない。龍光院の建物自体も基本は非公開である。個人蔵や決まった期間(十年以上単位)公開と同じくぐらい龍…
建長寺を開山した僧の経典。日本初の禅寺が建長寺で、鎌倉に創建された。その後、禅寺は京に次々と誕生した。蘭渓の書は貴重で龍光院の寺宝にふさわしい。 レア ★★☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 Ⅱ 文化遺産データベース
平安時代の屏風絵としては唯一のもの。カラーの中国画風山水図で、灌頂(いわゆる免許皆伝)の儀式の時に用いていたものだ。そのため、水墨画が多い山水図とは打って変わって、中国の現実の風景に近い構図で仕上がっている。中国から伝来した密教が、その祖…
数年、道長のちょっとしたブームがあった。流行の発信源は御堂関白日記の中で一般人に親しみが持てる部分を抽出した本が出版されたからだ。解明が進んでいたものを学術的なものが多く、取っ付きにくかったものが一気に読みやすくなったことがブームにつなが…
複写機もタイプライターもない時代、同じものを残すには写本するしかなかった。明治時代のはじめでも適塾で蘭学書を夜を徹して写したとの記録がある。貴重な本は手間暇を懸けないと手に入らなかった。しかし、貴族、特に天皇家は別。手間暇かけた貴重品を愛…
紅葉の名所、永観堂・禅林寺。寺宝である磬は楽器の一種で、密教では必須のアイテムだ。国宝ともなれば、さも素晴らしい音色だと思うのだが、梵鐘と違って国宝となった今は実用されることはないだろう。(過去には使われていたのかな?) レア ★☆☆ 観たい ★☆…
織田信長が明智光秀に撃たれたのが本能寺。その時、寺は全焼しており、おまけに移転して現在の地へ封入された。一度更地になったにもかかわらず、寺宝として数々所有している。その1点が行成書の巻物。信徒から寄贈された逸品だろう。 レア ★★☆ 観たい ★☆☆ …
今でも紅葉の名所である高雄寺。それを楽しむ風景が一枚の屏風で表現されている。そして、遠くに愛宕山の雪見までも配置していることから、京都の秋冬観光モードといったところだ。狩野秀頼の作品で狩野派が黄金期を迎える中継ぎ的作品。 レア ★☆☆ 観たい ★★…
京都・鳩居堂の秘宝。春先にNHKの番組で取り上げられていたので、やはり出品したといったところ。美術館などの所蔵物と違いなかなかお目にかかれない。ぜひ、間近でみたい。 レア ★★★ 観たい ★★★ コラボ ★★★ 三蹟 行成無双 期間 Ⅳ 文化遺産データベース
近代画ではうずらはなかなか題材にならない。しかし、中世の日本画、土佐派の作品などではうずらを題材にしたものが多く、貴族が観賞動物として飼っていたかもしれない。武士の社会では流行らなかったのだろう。その手本的作品だ。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラ…