国宝を観る

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国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

金銀鍍宝相華文経箱 延暦寺

2024年の大河ドラマ紫式部を主人公にした平安貴族の物語。国宝を知る前まではなんとなく雅やかな異世界の話と思い込んでいた。しかし、平安時代の延長線上に今がある。それを伝える文化財は山ほどある。知識として歴史の教科書で習った平安時代に造られた様々なものがガラス一枚先にある。光るの君へではセットをしっかりと見ていきたい。

京博では企画展示を開催中であった。新年恒例の干支の龍展は2階で開催。3階では陶器と歴史的な発掘物を陳列していた。この中には延暦寺で見つかった金銀鍍宝相華文経箱や金峯山寺の金銀鍍双鳥宝相華文経箱の展示していた。平安貴族が神に祈るために奉納した経典を贅を尽くして収めた箱たちが並んでいた。珍しく銅鐸類が1階での展示だった。平安シフトの展示?だったのかもしれない。

国宝拝観者たちの夢、それは千件越え。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標である。 900件を超えた辺りから新規の拝見ペースが落ちているが、果たしていつ達成なるか。