2023-08-24 新撰類林抄巻残巻 伝空海筆 京都国立博物館 国宝 書跡 観た 新撰類林抄は詩人の作をテーマごとに分けた詩集である。三筆の一人、空海が書いたとして箔をつけることがあるが新撰類林抄巻もその部類で、空海の筆さばきとは違う。とはいえ、平安時代初期に写されたもので、筆跡はすべて唐様の草書体で書かれている。収録されているのが唐代の詩人の作に限定されてことから、唐代に変遷されてものと推察できる。断簡は手鏡などに貼られているものもある。