さて、親鸞の自筆の書の数々が国宝指定を受けていることもあり、宗教色の強い展示が続いたが、展示の終わりにかけては寺宝の数々が登場。寺宝とは呼びにくいが龍谷大学所蔵の国宝も出品されていた。
龍谷大学は本願寺阿弥陀堂の北に僧侶の教育機関として設立した学寮を起源としている。現在も西本願寺の一角?に大宮校舎があり、道路を挟んである龍谷大学ミュージアムでは質の高い仏教関係の展示会が催されている。
今回の親鸞生誕850年展には龍谷大学が所蔵する国宝・類聚古集も展示されていた。万葉集をカテゴリーで分類して、見やすく編纂している。親鸞の達筆を見続けたせいか、安心して見ることができた。