JR紀勢本線の亀山駅から二つ目の駅、一身田駅から歩いてすぐにあるのが、真宗高田派総本山の専修寺がある。浄土真宗は親鸞の子孫の世襲をもって門主(門首)としているのに対して、高田派は親鸞の教えのみに帰依する。
その核となるの寺宝の一つが西方指南抄である。これは源空(法然)聖人の法語、伝記、消息、行状などを集成したもの。浄土宗の開祖で師匠である法然から親鸞が多大なる影響を受けたことが分かり、その教えを広めるため書き溜めた渾身の書跡である。親鸞の教えをひも解く重要なファクターは専修寺の寺宝、そして浄土宗と浄土真宗をつなぐ資料として国宝に相応しい。
レア★★☆
観たい★★☆
コラボ★☆☆