国宝を観る

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国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

秋野鹿蒔絵手箱 出雲大社

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東博の2020年最初の特別展は出雲と大和展。日本の原点である古代王朝の遺物たちを堪能できる展示となっている。

一番のお目当ては秋野鹿蒔絵手箱を見ること。神魂神社を見に島根へ遠征した時に、現物があるものだと思い、出雲大社を訪問。立派な社殿はもちろん国宝で、宝物殿には貴重なお宝が展示されていた。そして、手箱も展示されていたがこちらのは複製品だった。現地の宝物館で展示がない場合は期間限定でしか見ることができないことが多い。そして、東博での展示が実現したからには見に行くほかない。

新型コロナの影響で、海外からの来客は激減。それでも結構な人数が来ていたので人気の高さが伺える。秋野鹿蒔絵手箱も数人がじっくり見ていて、なかなか一番前で見ることができなかったが、じっくり見るとなかなかかわいい鹿の細工が施されていた。見た雰囲気は奈良の鹿っぽく、もしかしたら藤原家からの奉納品だったのかもしれない。

国宝拝観者たちの夢、それは千件越え。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標である。 900件を超えた辺りから新規の拝見ペースが落ちているが、果たしていつ達成なるか。