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【東博150年】太刀 銘三条 名物三日月宗近

Ⅰ期で撮影した見返り美人(手振れしてます)

 

「国宝 東京国立博物館のすべて」はアンコールに応える形で1週間の延長を経て、無事に終了した。おそらくは、今年の展示会では最多級の入場者を記録しているだろう。

さて、振り返りではないが、刀剣の間について。東博独自で所蔵している国宝刀剣類だけを1部屋で展示する企画で、19振が延長も含め通期に渡って公開された。2018年9月に京博で開催された「京(みやこ)のかたな 匠のわざと雅のこころ」でも国宝刀の展示はトータルで19振だったが、前期後期で入れ替えがあった。一度に見ることが出来る国宝刀剣類の本数は東博150周年展が圧倒的だった。

見せ方だが、京の方は刀をメインテーマにしていたので、分かりやすい分類・配置をしており、刀を見るだけなら京の方が楽しめた。逆に東博の刀剣たちはあくまでも国宝というカテゴリーでの展示だったでの、分かりやすい見せ方というよりも、すべてを見せる方へ主眼を置いていた。なので、どうしても同じ形状のものが沢山並ぶ風景はどれを見ても同じに見えてしまう。

単独での展示が名物三日月宗近と名物童子切安綱は天下五剣だからの選出で悪くない。刀剣女子たちにも人気がある刀だが、今回の展示会ではそれほど人が集まっていなかった。本館の常設展でも展示されることがあるためだろう。

逆に壁際に展示されている刀剣たちの方が人が集まっていた。特に短刀・銘吉光、通称:名物厚藤四郎は可愛さもあって人気となっていた。吉房の2振が並んで展示していたのはレア感があってよかった。ただ、もう少し人がいなければ何往復もして見比べたかったが、流れに任せてしか見ることができなかった。

長光大般若長光は太刀として、見ごたえのある90cm近くの長さ。室町時代に六百貫という高額で取引されたのもうなづける。展示の終わりの方に展示していてもよかった。

名物三日月宗近だけは、表裏で見ることが出来る展示方法。単独展示ならではの陳列で別格の扱い。刃紋にある三日月も見ることができた。東博175年周年ぐらいで天下五剣を集めた展示会が企画されれば、今回以上の人気になること間違いなし。ただ、数珠丸恒次の出品が難しいかも。

国宝拝観者たちの夢、千件越えをいつの間にか達成した。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標が完結した。 次の1100件は果てしなく遠いので、1050件を一区切りにしよう。