国宝を観る

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国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

粟原寺三重塔伏鉢 談山神社

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奈良博の常設展示の仏画以外はローテーションサイクルが短いので、以前見たものでも数年で再開できる。談山神社の粟原寺三重塔伏鉢も隔年で見ているような気がする。

塔の一番上にある飾り、相輪の支えになる鉢状のものが国宝の三重塔伏鉢である。現代ならば避雷針でも置くのだが、昔は願いや来歴を描いたものを塔の天辺においていた。天に近い場所なので願いを叶えるおまじないのようなものなのだろう。公文書ではないが、きっちりと残すことが後世の研究者のためには重要で、現存していない三重塔の歴史が分かる貴重な資料である。

国宝拝観者たちの夢、それは千件越え。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標である。 900件を超えた辺りから新規の拝見ペースが落ちているが、果たしていつ達成なるか。