2019-09-02 【京都名品展】宝相華迦陵頻伽蒔絵冊子箱 仁和寺 国宝 観た 漆工 空海の真筆で書いてある三十帖冊子を入れるための箱。真言系の宗派はもちろん、書道関係でも注目を浴びる空海の真筆を収めるために、技術の限りを尽くした出来栄えである。貴族たち好む蒔絵とは趣が違い、躍動的に花や鳥、蝶などが描かれており、平安時代のアールデコ仕上げとなっている。ここの中心に天女が描かれていたらミュシャの日本版といってもよいぐらいだ。