籠の網目部分を工芸品として加工し、金銀で鍍金したもの。唐草文様は蔓植物が曲がりくねりながら無造作に伸びていく様を表したもの。古代ギリシャやメソポタミアで意匠として使われていてシルクロードをを通じて、唐・朝鮮半島経由で日本にもたらされた。唐草文様というと緑をベースに文様の入った風呂敷がおなじみだが、実物を売っているところや使っている人は見たことない。泥棒がほっかぶりしているイメージがあるので、昔は誰もが簡単に手に入れることができたアイテムだったが、一時的なブームが去って見かけなった部類かもしれない。さて、神照寺の籠は奈良博でも展示されていて、こちらも華やかな草花が細工されていた。