国宝を観る

国の宝を観賞していくサイト

国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

東寺百合文書 京都学・歴彩館

東寺百合文書は寺院に保管されていた奈良時代から江戸時代初期までの文章・24067通が一括で国宝指定されている。京都を守護するために入り口に建てられた東寺が集めた文章は京の宝に相応しい。京都では応仁の乱の時に戦火によって多くの被害があったため、文化財応仁の乱以降のものが多い。その中で、奈良時代からのものが含まれているのは鎮護国家を旗印にしてきた東寺ならではかもしれない。

レア ★☆☆
観たい ★☆☆
通期(入替あり)

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伊能忠敬関係資料 伊能忠敬記念館

大日本沿海輿地全図伊能忠敬という個人が足で稼いだ地道な作業が生んだ。そして、今年は幕府に上呈して200年の記念イヤー。京博でも観ることができるが、同時期に神戸市立博物館では大々的な伊能忠敬展が開催される。合わせて観ておきたい。

レア ★☆☆
観たい ★☆☆
通期

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www.kobecitymuseum.jp

鞍馬寺経塚遺物 銅宝塔・銅経筒・金銅三尊像 鞍馬寺

叡山鉄道鞍馬線は土砂崩れによる影響で、一部区間が運休している。代替バスが出ているので行けなくはないが、乗り換えが必要と思うと二の足を踏む。なので、鞍馬寺にある経塚遺物が京博で観ることができるのはありがたい。

レア ★☆☆
観たい ★☆☆
通期

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無準師範墨跡・円爾印可状 東福寺

円爾東福寺を開いた僧。南宋に渡って無準師範に師事し、印可状をもって悟りを開いたとお墨付きが得られた。正当性が分かる貴重な書となっている。

レア ★☆☆
観たい ★★☆

後期

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禅院額字并牌字 東福寺 

禅宗の寺院に掲げられている額は力強い字で書かれている。密教の学びが象牙の塔にこもった文系とするならば、禅道は自らを鍛えて導き出す体育会系なのかもしれない。ただ、密教修験道と結びついたことで体育会系のノリも内包しているところが懐の深さを感じる。前期は浴司・普説、後期が方丈・上堂が展示。文字にも禅の個性が出ているので、見逃せない。

レア ★☆☆
観たい ★☆☆

通期(前後期で入替)

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線刻蔵王権現像 総持寺

金峯山経塚出土と伝えられる鏡像。東博では常に展示されているイメージがある。京博で観ることができるのは、ある意味でレアである。

レア ★☆☆
観たい ★☆☆
通期

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国宝拝観者たちの夢、千件越えをいつの間にか達成した。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標が完結した。 次の1100件は果てしなく遠いので、1050件を一区切りにしよう。