国宝を観る

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国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

熊野懐紙 西本願寺

親鸞展の物販コーナーで気になって点があった。それは前期に行った時と後半に行った時のお菓子のラインアップが(たしか配置も)変わっていた。浄土真宗と縁深い越後の老舗・髙橋孫左衛門商店の商品が手ごろな価格帯で販売していた麩焼き煎餅を購入し、おいしかったので再度の購入を考えていた。ところが、陳列されているものは翁飴となっていた。こちらもお手頃価格なので、購入してとてもおいしかった。展示会のお菓子は包装に凝った特別感があるものの、中身は変わり映えせず値段が高いとあって買うのを躊躇う。今回のように市販品ではあるものの、御当地にいかないと出会うことがないリーズナブルな商品が増えると自然と手が伸びる。さすがに西洋画の御当地ものは難しいかもしれないが、国内の作家ならできそうなので導入してほしい。

さて、未見の国宝である熊野懐紙は芸術性よりも歴史的資料として価値が高く思えた。そもそも懐紙は懐に入れておいた紙で、メモ帳やティシュ代わりに使われた。1200年に後鳥羽天皇が熊野詣の最中に催された歌会で書かれたもので、後鳥羽院、通親、公経、家隆、寂蓮ら11人の詠人が並ぶ。鎌倉時代初期のかなで書かれた和歌として貴重なものであると共に、天皇が書いたものを宸翰という点でも国宝に相応しい。

国宝拝観者たちの夢、千件越えをいつの間にか達成した。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標が完結した。 次の1100件は果てしなく遠いので、1050件を一区切りにしよう。