国宝を観る

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国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

婦女遊楽図屏風(松浦屏風) 大和文華館

和文華館で開催中の染織品と松浦屏風ー織物・染物・刺繍 いろとりどり―のメイン展示は松浦屏風こと婦女遊楽図屏風である。当時の風俗をよく表した屏風で、18人の女性が煙管やロザリオ、かるたなどそれぞれ思い思いの嗜好と向き合っている。

この屏風と言えば着物の多様さ。絞や刺繍、縫箔などの染織技法の違うものが並ぶ。また、全員違う柄で、派手なものが多い。浮世絵が普及する以前のカタログ的な役割を果たしていたのかもしれない。

国宝拝観者たちの夢、千件越えをいつの間にか達成した。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標が完結した。 次の1100件は果てしなく遠いので、1050件を一区切りにしよう。