国宝を観る

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国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

聚光院障壁画 聚光院

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コロナ禍の緊急事態宣言を受けて、延期されていた京の冬の旅がようやく始まった。

本来の京の冬の旅は1月に始まり3月中旬で終わるところが多かったが、延期分を丸まるとまではいかないが4月初旬まで期間を伸ばして公開している。普段は公開していない寺院を中心に周って見学した。その中で聚光院は国宝の方丈障壁画で有名。狩野松栄、永徳によって描かれた水墨画で、本物は東博の桃山展に出展されていた。

数年前に複製画が完成したことから、今回見たものはすべてコピー。コピーとはいえ本物そっくりに作られているためか、そこにあるだけで方丈内は凛として雰囲気を醸していた。ただ、方丈内に立ち入ることができないので、間近で見ることはできなかった。

南禅寺の方丈にも狩野派による作品がならんでいるが、そちらはカラーで金箔をふんだんに使用している。作風はとても似ているので合わせて観たくなる。

国宝拝観者たちの夢、それは千件越え。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標である。 900件を超えた辺りから新規の拝見ペースが落ちているが、果たしていつ達成なるか。