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【超国宝】中世絵画(予想)

2025年4月19日〜6月15日に奈良国立博物館で開催される「超 国宝 -祈りのかがやき-」の祈りの部分は近世絵画となるとほぼなく、中世絵画分野では禅との結びつきで選ばれるかもしれない。

雪舟作品では山水図や慧可断碑図など、禅思想に準じたものが描かれているが、2024年の春に京博で雪舟伝説が開催されたので、今回の展示会への出品はないと予想。

・奈良博所蔵の伝周文・山水図や東博所蔵の伝周文・竹斎読書図、九博所蔵の狩野正信筆・周茂叔愛蓮図など、国立博物館つながりでの出品がありそう。

・個人的な注目は可能性は薄いが向嶽寺の達磨図が出品されるかどうか

・山水図がどれかでる可能性があるのと、禅機図断簡の何点かの展示会場を賑やかすことになりそう。

奈良博が仏教美術の殿堂ではあるものの、禅宗美術のイメージは京博の方が強い。禅宗美術は水墨画がメインで派手さにかける。その後に誕生する派手な安土桃山文化への萌芽期として、または平安仏教美術への反発として祈りのかがやきの在り方を比較してみたい。

国宝拝観者たちの夢、千件越えをいつの間にか達成した。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標が完結した。 次の1100件は果てしなく遠いので、1050件を一区切りにしよう。