2020-07-06 雪松図屏風 円山応挙 国宝 近世絵画 白色は塗るためにある絵具である。金色は高価なので絵画ではピンポイントで使うことが多い。縁取りは墨でするのが水墨画など、既成概念をすべて壊してしまう作品が丸山応挙の雪松図屏風である。 松の木に積もった雪は下地の白い紙で色はなにも塗られておらず、松のバックにある風景は大量の金粉により描いている。墨は松の木の幹や葉を描き、力強さが表現されている。三井記念美術館で新春に公開される作品で、冬にふさわしい傑作となっている。 www.mitsui-museum.jp