国宝を観る

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国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

【国宝】紺絲威鎧 厳島神社

平安時代の大鎧で、完品はかなり貴重なもの。綺麗に保存されているのは、平重盛厳島神社への寄進物だから。色あせた紺糸と(のちに補修した)紫糸のコントラストが絶妙で見ていてほれぼれする。春日大社源義経が使った(とされる)籠手などに見られる不必要な金細工などはない。奉納を念頭に置いて作らしたものでなく、実際に使えるものを奉納したのだろう。

ただ、美術品としての扱いならようが戦闘用の道具であるので、武士としては使用して刀傷ぐらいつかないと説得力がない。

国宝拝観者たちの夢、それは千件越え。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標である。 900件を超えた辺りから新規の拝見ペースが落ちているが、果たしていつ達成なるか。