奈良博の特別展が8日まで開催されている。そこで展示されている金光明最勝王経(紫紙金字)は紫の紙に行ごとに金字と銀字に書き分けた経典である。暗がりで(ローソクの)光を当てると浮き上がって見えることから、夜中の読経などに活躍したものだろう。経典自体はそれを書く専門の人がいたみたいで、給与のほかに書き上げると特別ボーナスがもらえたそうだ。逆に一字間違えるごとに罰金もあったようで、昔から賞罰は存在していて、職人の張り合いになっていたのだろう。
奈良博の特別展が8日まで開催されている。そこで展示されている金光明最勝王経(紫紙金字)は紫の紙に行ごとに金字と銀字に書き分けた経典である。暗がりで(ローソクの)光を当てると浮き上がって見えることから、夜中の読経などに活躍したものだろう。経典自体はそれを書く専門の人がいたみたいで、給与のほかに書き上げると特別ボーナスがもらえたそうだ。逆に一字間違えるごとに罰金もあったようで、昔から賞罰は存在していて、職人の張り合いになっていたのだろう。