花を愛でる習慣がある一方で、紅葉狩りの習慣が日本にはある。狩野秀頼は楓を愛でる人々(といっても高貴な人)を描いた。それぞれ派手でよそ行きの着物を着て、老若男女問わず楽しみ、生き生きしている姿を描いている。そこに色づいた楓と遠くに白化粧した山頂が薄っすら見え、冬を迎える前の最後の余興といったところ。
同時期に開催されている京都国立博物館の京に生きる文化 ―茶の湯―で公開された後に、東博150年展Ⅳ期に登場。京都で観るか、東京で観るか、両方で観るか。とても悩ましい。
レア★☆☆
観たい★★☆
コラボ★☆☆
公開時期:Ⅳ期