国宝を観る

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国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

【東博150年】灌頂幡

寺院を飾る荘厳具の一つ。本堂など大きな建物内で、普段とは違う雰囲気を作るため天井から吊り下げて使う飾り付け。かなりの高さから吊るため、80センチほどの細工された板状のものを蝶番でつなげて仕上げる。つなげると5メートル以上になる。

この板への細工が素晴らしく、透かし彫りで如来や天人、雲、唐草文を表現して、吊り下げることで仏教空間に仕立て上げる。僧侶にとって重要な灌頂という儀式で用いるため、当時の最高の技術で作り上げた逸品となっている。普段は法隆寺宝物館で吊るして展示しているので、よく見れない個所もあるのでショーケースでの展示で見てみたい。

レア★☆☆
観たい★☆☆
コラボ★☆☆

emuseum.nich.go.jp

国宝拝観者たちの夢、それは千件越え。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標である。 900件を超えた辺りから新規の拝見ペースが落ちているが、果たしていつ達成なるか。