2021-06-09 瓢鮎図 退蔵寺 中世絵画 国宝 京都で文化度が一番華やいだ時期は室町時代である。武家政権にはなったが、政治の中心が鎌倉から京へ戻り、緊張感のある様々な対立軸が蠢いた。南北朝や応仁の乱など、戦が行われた一方で、大陸文化を取り入れた東山文化を醸成して文化面では充実したじきであった。瓢鮎図は禅宗文化の中で盛り上がった水墨画と賛によりコラボの傑作。宗教画とは違うユニークさが武家社会に合った作品である。 レア ★★☆ 観たい ★★☆ 後期 tsumugu.yomiuri.co.jp