国宝を観る

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国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

五重塔 醍醐寺

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醍醐寺の象徴と言えば五重塔。その優美さは五重塔の中でも屈指である。

その理由はまず、五重塔が主役である。境内の敷地内にあるため、塔は他の建物と同列あるいは付属物として建てられている。四天王寺薬師寺法隆寺などの塔は伽藍配置の一部となっている。しかし、醍醐寺五重塔は周りに木々が植えられているため、独立した塔のように見える。単独の塔は比較するものがないため、それのみを拝観するため自然と立派に見える。

そして、京都府下で最も古い木造建築であることが一番大きい。951年に建立された約38メートルの塔は、戦火はもちろん落雷の被害もなく現在まで残っている。この歴史的価値が独特のオーラーを放っているように思える。

その他にも塔内部に描かれた仏教絵画も魅力である。29日のお大師さんの日に奉納と写経をすることで観ることができる。歴史がある京都にあって、奈良に残る仏像建築の向こうを張れる数少ない歴史的建築物である。

国宝は2017年10月3日~11月26日が会期で無事終了した。 この展示会に出ていない800件以上の品々も見ていきたい。