国宝を観る

国の宝を観賞していくサイト

国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

彫刻

運慶展 八大童子立像

金剛峯寺の八大童子立像は6体が運慶作。金箔や無垢の仏像が多い中、彩色像では1,2の躍動感のある立像だ。フィギュアとして売り出したくなる出来栄えで、運慶総監督の傑作のひとつ。 【運慶展】 レア ★☆☆ 観たい ★★☆ 期間 通期

運慶展 毘沙門天立像

願成就院の毘沙門天立像は運慶の真作と分かっている数少ない仏像だ。鎌倉の執権・北条氏の氏寺として創建された由緒ある寺であることから、当代随一の仏師に発注があったのが想像できる。 【運慶展】 レア ★☆☆ 観たい ★★☆ 期間 通期

運慶展 法相六祖像 康慶作

興福寺にある南円堂は西国三十三巡礼の一つに数えられる。そこには法相宗の高僧6名の肖像彫刻が安置されている。作者(総監督?)は運慶の父・康慶。鎌倉仏像のマッチョ感はまったくなく、写実的な出来栄えだ。 【運慶展】 レア ★★☆ 観たい ★☆☆ 期間 通期

運慶 大日如来坐像(円成寺)

春の快慶、秋の運慶。今年は仏師集団の慶派の展示が春は奈良、秋は東京の国立博物館で開かれる。すでに春の快慶展は終了し、秋の運慶展の出品リストがアップされた。 円成寺の大日如来坐像は運慶の初期の作品で、署名も残っていることから確実な運慶作である…

十一面観音像

観音様は平安時代から最も信仰された神様の一つだ。西国33観音巡礼は日本最古の巡礼として残っており信仰があってこそ今に受け継がれている。種類も豊富で、馬頭や千手、如意輪などあり、十一面もメジャーな部類になる。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ …

不動明王坐像 行快作

同じく金剛寺の不動明王も今年、国宝認定された。女人高野として古くから厚い信仰を得ているためそれぞれ像は古く、それらと同じく古く老朽化が激しかった建物は改修工事している。そのため、本尊である像が京博などで見ることができている。 レア ★☆☆ 観た…

大日如来坐像

今年、新しく国宝認定された仏像が金剛寺の大日如来。直近まで京博で展示されていたが、かなりの大きさがあり、照明などが工夫されていいることもあり展示されているとかなりの迫力。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 通期 www.kyohaku.go.jp

雲中供養菩薩像

宇治と言えばお茶。そして、平等院鳳凰堂。10円玉の表の寺院がその堂に当たる。写真は改修前でより10円玉に近い。出品される雲中供養菩薩像は52駆で立体展示をしているが、その3駆が出品される。 レア ★☆☆ 観たい ★☆☆ コラボ ★☆☆ 期間 通期 平等院に…

釈迦如来立像

清凉寺は源氏物語のモデルとなった源融の別荘があった場所で、徳川綱吉の母・桂昌院が力を入れて伽藍を構築し清凉寺となった。文治政治を推進した綱吉は公家の所領を倍増させたり、陵墓の修復などに尽力した。釈迦如来立像は内部に伝来の由来などが書かれた…

兜跋毘沙門天立像

東寺は弘法大師が開いた寺院で、比叡山と並ぶ平安仏教の京都の拠点である。比叡山は焼き討ちにより多くの宝物が失われたのに対して、東寺は多くのものが残っている。京都駅の南側にあるため、北側に集中する寺社仏閣見学ルートに入り辛い。 レア ★☆☆ 観たい …

薬師如来坐像 円勢・長円作

仁和寺は 春秋に宝物館の特別公開を行っている。多くの国宝、重要文化財を所狭し(本当に結構狭い)と陳列している。それら以上に目立つのが、仁和寺の金堂。元々皇居の紫宸殿を移築したものだそうで、もちろん国宝。今回は薬師如来坐像 円勢・長円作などを…

彫刻(予想)

彫刻は四天王や十二神、各種如来など、各神社仏閣の一級品のコラボレーションが見どころになるはず。ただ、出品発表数がまだ少ないので、どの組み合わせで出てくるか期待が高まる。 出品発表済み 国宝 薬師如来坐像 円勢・長円作 (仁和寺) 【 III ・IV 】 …

国宝拝観者たちの夢、千件越えをいつの間にか達成した。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標が完結した。 次の1100件は果てしなく遠いので、1050件を一区切りにしよう。