2017-10-29 【国宝】紺絲威鎧 厳島神社 国宝 観た 金工 平安時代の大鎧で、完品はかなり貴重なもの。綺麗に保存されているのは、平重盛が厳島神社への寄進物だから。色あせた紺糸と(のちに補修した)紫糸のコントラストが絶妙で見ていてほれぼれする。春日大社の源義経が使った(とされる)籠手などに見られる不必要な金細工などはない。奉納を念頭に置いて作らしたものでなく、実際に使えるものを奉納したのだろう。 ただ、美術品としての扱いならようが、戦闘用の道具であるので、武士としては使用して刀傷ぐらいつかないと説得力がない。