国宝を観る

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国宝を楽しむため、いろいろ書いています。 勉強不足でも観れば分かる。それが国宝だ。

松林図屏風 長谷川等伯

日曜美術館の日本絵画15選には三の丸尚蔵館所蔵の狩野永徳作・唐獅子図屏風が選ばれている。安土桃山時代の傑作であり、狩野派の地位を確立した作品でもある。

その永徳に対抗心を燃やしていたのが長谷川等伯狩野派が職人を集めて工房で制作するのに対して、等伯は一人で立ち向かった。松林図屏風は静けさが生まれ故郷の能登の静かな風景を描いたと言われ、派手な狩野派とは対照的な作品である。東博では新春の公開が恒例となっている。一年の始まりにふさわしい作品である。

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国宝拝観者たちの夢、それは千件越え。 毎年、国宝指定数が増えているので、容易にはなってきているものの、一つの目標である。 900件を超えた辺りから新規の拝見ペースが落ちているが、果たしていつ達成なるか。