毘沙門天像が奈良へお出ましになった鞍馬寺。国宝はそれだけではない。山奥にある鞍馬寺は古くから修験の場所として活用されてきた。そこには源義経も在籍していた。そして、その修行が人とは思えない鍛え方だったためか、天狗伝説が生まれる。
天狗が住むと言い伝えられるぐらいだから、人の出入りは少なく、古くからの遺構は手付かずとなっていた。経塚にも奈良から室町時代にかけての貴重な遺物が見つかり、それらは国宝となった。中世の京都市内は戦乱が続いたため、ことごとく文化財は失われた。京の奥地にあり、伝説が侵入者を阻んだことが貴重な文化財を後世へ伝える結果となった。
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