この夏に訪れた青井阿蘇神社は熊本県初の国宝。その時にも書いたが、国宝指定に対しての喜びようが半端ない。ちょうど10周年だったこともあり、神社には周年記念の垂れ幕が上がる。ほかの国宝も見習ってほしいぐらいの歓迎ぶりだ。
さて、平成になり神社として国宝指定を受けた最初ものが青井阿蘇神社である。寺院が瑞龍寺だったことを考えると県別空白地を埋めるべく、指定に動いたのかもしれない。誰もが思う国宝候補の寺社仏閣は大抵、昭和に指定されている。なので、国宝にふさわしいだけでなく、それに付随する”動機”が必要なのかもしれない。